(ハロー、ハロー。聞こえてますか)



夏の夜に果てる
あすこの湖で息絶えるまで眠りましょ
きみがいないなら世界は死んだも同然です
おいでこちらへ、いっしょがいいよ
骨のような白
明日は微睡みのなかに捨ててきた
星の割れるおとがする
「その線の向こうから出てきちゃだめよ」
ばいばいさよならもう逢わない
わたしとあなたが事切れるまで、息苦しいほど見つめていてよ
きみのなみだが調理される午後三時
残光をあばいた
世界でいちばん殺したくってたまらない(そのうつくしい瞳で僕だけを、)
この世の果てのひと
僕が毒を飲んだ日(このてのひらだけはどうか繋ぎ続けていてください愛おしいひとああ愛しています)



世界が終わるその間際に
 どうぞわたしを殺してくださいな